欧州留学フェア2024:日本の大学生とEUの教育機関を繋ぐ留学フェアが開催されました
日本の大学生、研究者の間でのヨーロッパ留学への関心は依然として高く、2024年の欧州留学フェアの来場者数は約1,000人を数えました。両日ともそれぞれ6時間にわたり、各機関の代表者がEUへの留学や研究滞在についての相談に応じ、いくつかのブースには長い列が並びました。
またフェアに先立ち、「ヨーロッパへの留学」をテーマにした三部構成のウェビナーがYouTubeで配信されました。視聴者は、フランス、イタリア、ドイツなどに留学した経験を持つパネリストたちから、ヨーロッパでの学生生活について直接聞く機会を得ました。
フェアは、6月15日(土)に東京の法政大学市ヶ谷キャンパスで始まり、16日(日)には京都の同志社大学の今出川キャンパスに移動して行われました。今年は東京で660名、京都で304名の方が実際に会場を訪れました。
ドイツからは、ドイツ学術交流会(DAAD)とゲーテ・インスティトゥートに加え、アシャッフェンブルク応用科学大学、カイザースラウテルン・ランダウ大学、ケルン大学、シュトゥットガルト大学、テュービンゲン大学、ハイデルベルク大学、バイロイト大学、フランクフルト大学の8大学とマックス・プランクスクールが参加しました。各ブースには通訳者が同席し、来場者と大学担当者との間のやり取りをサポートしました。
DAADブースの来場者247人を対象にした調査では、学士課程への留学(53.8%)や修士課程への留学(30.8%)への強い関心が示されました。今年は特に、経済・経営学分野の専攻を希望する方が多くみられました(9.6%)。ドイツ留学に関する一般的情報としては、学費と生活費(19.5%)、語学要件(15.9%)、大学の選び方(15.6%)についての質問が多く寄せられました。今年のDAADブースの来場者統計の詳細については、以下のリンク先のアンケート結果をご覧ください。
https://www.daad.jp/files/2024/08/ドイツ留学に関するアンケート(欧州留学フェア2024).pdf
(ザブリーナ・イーゼンベルク(Sabrina Isenberg)、DAAD東京事務所インターン)
「欧州留学フェア」(EHEF)
「欧州留学フェア」(EHEF)は2012年以来、駐日欧州連合代表部がドイツ学術交流会(DAAD)と協力して開催している2日間の留学フェアです。日本の大学生、研究者に対してヨーロッパへの留学についての情報を提供することを目的としています。