2024年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞/授賞式
6月27・28日、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の年次総会がドイツで開催され、世界各地のフンボルティアーナーと呼ばれる元奨学生達がベルリンに集いました。
本会プログラムの恒例行事となっているフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞の授賞式は、ベルリン、ベルビュー宮殿で執り行われました。授賞式では、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦大統領から、本年度の受賞者である東京大学理学研究科・カブリ数物連携宇宙研究機構の吉田直紀教授に賞が授与されました。
2002年にミュンヘン大学で博士号を取得した吉田教授は、現在宇宙物理学における世界有数の研究者の一人です。特に初期宇宙での星形成に関する画期的な研究業績と、日独の文化と社会の相互理解へのこれまでの貢献が評価され、今回の受賞に至りました。